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アタラシキイヴノジュナン

新しきイヴの受難

発売日 2018/03/23

判型 四六判   ISBN 978-4-336-06250-5

ページ数 264 頁   Cコード 0097

定価 2,592円 (本体価格2,400円)

内容紹介

ロンドンからやってきたイヴリンにとって、ニューヨークは身の毛のよだつゴシックの闇のような街であった。この汚穢に満ちた街でイヴリンは黒人娼婦レイラと出会い、ともに暮らし始めるものの、彼女が重病に陥るや彼女を捨てクルマで砂漠へと向かう。みずからの心象風景にふさわしい世界に魅了されるイヴリンだったが、ガス欠で身動きがとれなくなり、孤独な夜を過ごすうちに、電気砂橇に乗り、軽機関銃で武装した何者かに連行される。連行された先は、〈ホーリー・マザー〉が支配する女だけの地下世界ベウラであった。そこベウラで外科手術を施されたイヴリンは女性のイヴとなる――野蛮な力が遍在する世界を舞台に繰り広げられるイヴの奇妙奇天烈な冒険と遍歴を、ブラックユーモアとエログロナンセンス、濃厚なアイロニーをちりばめて描いた、英国マジック・リアリズムの旗手アンジェラ・カーターによる、新たな預言の書ともいうべき傑作。

著者紹介

アンジェラ・カーター (アンジェラカーター)

1940年、イギリスのサセックスに生まれる。大学で英文学を学び、卒業後しばらくは新聞記者として働く。1966年に小説『シャドウ・ダンス』でデビュー。以後、『魔法の玩具店』(1967)、『ラブ』(1971)、『ホフマン博士の地獄の欲望装置』(1972)、『新しきイヴの受難』(1977)といった作品を次々に発表し、昔話、SF、ポルノグラフィ、ミステリなど、さまざまな要素を盛り込んだ、新しいゴシック小説の書き手として注目を集める。1984年に『夜ごとのサーカス』を、1991年に『ワイズ・チルドレン』を発表し、1980年代以降を代表するイギリスの女性作家として高い評価を得るが、1992年に死去。ほかに短篇集として『花火』(1974)、『血染めの部屋』(1979)などがある。

望月節子 (モチヅキセツコ)

広島県生まれ。名古屋学院大学大学院外国語学研究科英語学専攻博士後期課程修了。現在、名古屋学院大学非常勤講師。博士(英語学)。
主な論文に、Irony and Myth in the Works of Margaret Atwood(「名古屋学院大学大学院外国語博士後期課程研究シリーズ」第8号、2011年)、Alice in Japan: Carter’s Discovery of the Actual (Gender Multiculturalism and Re-visioning: Creating and Fostering Literary Communities, Universiti Putra Malaysia Press, 2011) などがある。

同じ著者・訳者の作品

夜ごとのサーカス

背中に翼のはえた空中ブランコ乗りの女が語る世にも不思議な身の上話。英国のマジック…


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