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Uターン日記 霞ヶ関から故郷へ

皆川治

発売日 2017/03/11

判型 四六判   ISBN 978-4-336-06156-0

ページ数 192 頁   Cコード 0095

定価 1,760円 (本体価格1,600円)

内容紹介

東日本大震災の後、著者は、17年勤めた農水省を退職し故郷山形県庄内で生きることを決断した。地方が人口減少・流出に悩む今、故郷の地で家族、友人、地域の人々と共に生き、農業、林業、再生エネルギー等で活躍、地方創生に挑戦する奮闘記。

著者紹介

皆川治 (ミナカワオサム)

山形県鶴岡市生まれ。1997年から2014年まで農水省職員。農林水産副大臣秘書官であった2011年3月11日、義父の葬儀のために滞在していた石巻市で被災した。現在は農水省を退職し、故郷鶴岡で農業と地域の再生を目指す。東北公益文科大学特任講師。

目次

はじめに
1 東日本大震災と人生の転機
  震災とUターン
  山形県庄内地方
  故郷の祭り
  湯田川のお頭様
  種まきと田植え
  震災から3年
  地域活性化と地(知)の拠点
2 だだちゃ豆、三世代での作業
  だだちゃ豆
  庄内たがわちゃ豆のブランド化戦略
  種をつなぐ

3  古民家を活かす知恵 =英国のセミデタッチド・ハウスに学ぶ=
  住いの準備
  英国とフランス
  Uターン後の住 木の家のリフォーム
  リフォーム準備の加速
  祖母の他界
  新居リフォームの完成
  樹齢500年のトチの木のダイニング・テーブル
  自伐型林業
  薪づくりと薪ストーブライフ
  農村価値増大ツーリズム
  もえもんカフェ構想
4 PTAからつながる小水力発電
  PTA活動の縁
  再生エネルギーで地域の活性化を
  誰が小水力に取り組むべきなのか
  土地改良区への相談
  純民間事業からの撤退
  庄内赤川土地改良区
  鶴岡市長に直訴
  山形における小水力発電のポテンシャル
  庄内赤川の水路のポテンシャル
  小水力円卓会議の誕生
  前向きな土地改良区、慎重な金融機関
  円卓会議その後
  可能性は残されている
  誰が開発を担うべきだったのか
  大学が関与した意義
5 風と庄内平野
  庄内平野を吹く風
  町田理事との出会い
  風力で地域おこしを
  先進県の風力発電拡大戦略
  地元企業が連携した風力発電事業
  風力発電・県内事業者の動き
  農地への風車の立地のチャレンジ
  「風力発電推進有識者会議」でのその後の議論
  「日本海風力コリドー構想」提言の公表
  農地への風車の立地検討、その後
6 湯尻川のホタルとイバラトミヨ
  川と生きる
  村の行事
  自然の中の我が家
  農業と平和
7 戦後 年とわが家
  祖父の思い
  残されていた書物と不思議な縁
8 雪に埋もれてしまわない地域
  雪に覆われる地域
  雪の中の暮らし
  しいたけ栽培
9 「豊水」と発電用水利権
  農業用水路での発電
  水は本当にないのだろうか?
  雪解け水発電(最上川中流小水力南舘発電所)
  水利権の見直しで売電収入が増加
  豊水利用発電水利権取得の経緯
  ESCO契約による設備更新
  水の王国
  空き断面利用発電(山田新田用水発電所)
  「農業用水路における発電水利権」
  民間の事業主体による水路の利用
  エネルギーの地産地消(嵐山保勝会水力発電所)
  地域で取り組む小水力発電
  JAと地域が連携した小水力発電
  浮上した送電網の空き容量の課題
10 熊本地震と湯田川孟宗
  熊本で震度7
  熊本地震と避難所からの二次避難
  行列のできる孟宗
  石巻のこと
11 人を引きつけるチーム、地域へ
  子供たちと地域
  子供たちの生活
  自然の中の暮らし
  美しい庄内
  リスペクト
12 JAは空気みたいなもの
  JA庄内みどりの未来を考える会
  農林水産業と食品産業
  グローバル化の中の農業はどこへ行くのか
13 「読書のまち鶴岡」への思い
  知的な活動を営むために
  読書のまち「宣言」を考える
  おわりに

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