1. トップページ > 
  2. 歴史・宗教・民俗 > 
  3. 評伝 > 
  4. 最後のヴァイキング――ローアル・アムンセンの生涯

サイゴノヴァイキング――ローアル・アムンセンノショウガイ

最後のヴァイキング――ローアル・アムンセンの生涯

発売日 2017/05/23

判型 A5判   ISBN 978-4-336-06151-5

ページ数 374 頁   Cコード 0023

定価 3,780円 (本体価格3,500円)

内容紹介

人類初、南極点へ到達した男。20世紀初頭、不可能と思える行動力と強靱な精神力で、最後の秘境に挑み続けた探検家がいた。そして借金地獄、悲恋、失踪・・・。これほど比類なき、力強い人間が存在したことを読者は知る!
19世紀末から20世紀初頭にかけての約30年間に世界初の北西航路横断航海、犬ゾリとスキーを使っての南極点到達、そして北極横断飛行などの快挙を遂げた不世出の探検家アムンセン。その偉業と失敗、交友関係、世間の誤解と汚名、借金、そして成就しない恋愛など影の部分にも光をあてて人物像を浮き彫りにする。南極点到達のプロセスにおいては、当時、彼以外には誰も不可能だったと思えるほどの冷静で緻密な判断と準備を整え、それを怠りなく実行に移すひとりの人間の力強さが描かれる。著者スティーブン・バウンは、アムンセンの名誉回復とともに、大がかりな地理的探検がもはや昔話になった現代の読者に彼の業績を紹介したいという思いがあり、それに成功している。バウンが描くアムンセンは複雑で引き込まれるほど魅力的だ。死の危険の中で仲間を導き、その後、熱狂的な聴衆に向かって自嘲気味に語りかける。バウンは『ニューヨークタイムズ』に数えきれないほど掲載されたアムンセン関連記事を見直し、また多くの研究資料、本人や仲間たちの日記や掲載雑誌などを材料に、複雑で、時に気難しく、それでいて輝かしい、いまだ知られざる素顔を見事に描き切った。


著者紹介

スティーブン・R・バウン (スティーブン・R・バウン)

カナダのオタワ生まれ。大学で歴史学を専攻後、メディア界に身を置く。科学や航海の歴史に変革をもたらした事件や人物、冒険と交易の接点などに強い関心を示す数々の作品を発表し続けている。多様な事実の累積から思わず引き込まれる興味深い物語を紡ぎ出す才能は「カナダのサイモン・ウィンチェスター」と呼ばれている。わが国での訳書は『壊血病 ―― 医学の謎に挑んだ男たち』(国書刊行会、2014年)がある。

小林政子 (コバヤシマサコ)

1972年明治学院大学英文学科を中退し外務省入省。1973年〜1975年リスボン大学にて研修。主に本省では中近東アフリカ局、国連局原子力課に勤務。在外ではブラジル、カナダにて勤務。1998年外務省を退職して翻訳を志す。ユニ・カレッジにて日暮雅道氏、澤田博氏に師事。
訳書に、パール・バック『神の火を制御せよ―原爆をつくった人びと』(2007) 径書房、パール・バック『私の見た日本人』(2013)、スティーブン・R・バウン『壊血病』(2014)国書刊行会、などがある。

目次

序文 最後のヴァイキング 
第一部 西
第1章 山岳王国の少年 
第2章 極地見習い生
第3章 大計画 
第4章 フランクリンが死んだところ
第5章 ヨーアハウンでの学習 
第二部 南
第6章「大手柄を立ててやる」
第7章 極地のナポレオン
第8章 犬とスキー
第9章 白銀の世界 
第三部 東
第10章 英雄帰る 
第11章 新しい戦場 
第12章 極寒のタタール
第四部 北
第13章 挫折した夢
第14章 北極の不死鳥 
第15章 飛行船とファシスト 
第16章 北極へ群がる遠征隊
第五部 失踪
第17章 もう征服する極地はない 
結び  英雄時代の終わり 

同じ著者・訳者の作品

スーパーセル

魅惑的な写真で世界中の人気を博す2人のストームチェイサーがとらえた、荘厳でときに…

心臓  患者と医師、そして医療の進歩の35年にわたる物語

最強の副大統領と言われたチェイニー氏は5回の心臓発作を起こしていた。末期を迎えた…

壊血病 医学の謎に挑んだ男たち

大航海時代に200万人の船乗りの命を奪った恐怖の壊血病。謎の病の克服にリンド医師…


>> もっと見る

ページトップへ