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ホンノトウシズ

本の透視図

――その過去と未来  

発売日 2012/11

判型 四六判   ISBN 978-4-336-05543-9

ページ数 320 頁   Cコード 0036

定価 2,750円 (本体価格2,500円)

内容紹介

本の未来は一体どこにあるのか? ルネサンス期の活字本以来の本の歴史を多面的な透視図として記述し、21世紀の紙の本と電子書籍の可能性を類例の無い視野のうちに捉え直す。由良君美や平井呈一らとの交友を回想した「編集者の極私的な回想」も収録。

著者紹介

菅原孝雄 (スガワラタカオ)

1940年生まれ。九州大学文学部卒。著書に『デジタルメディアのつくりかた』(晶文社)『デジタル生活50の超絶技法』(新潮社)『狭間に立つ近代文学者たち』『泉鏡花と花』(沖積舎)ほか。訳書に、『イマージュ』(角川文庫)『娘たちの学校』(ペヨトル工房)ほか。

目次

■はじめに--紙の本は消えるか

■第1部 紙と活字の本--その始まりと世紀ごとの変遷
序 章  前景のグーテンベルグ
第1章  最初の出版人アルドゥス
第2章  ポリフィルスの夢絵本
第3章  ボッカッチョの風刺短編
第4章  ジャーナリズムの元祖
第5章  アレッティーノのおしゃべり
第6章  セルバンテスと本の功罪
第7章  ポルノグラフィと裁判
第8章  ディドロの夢と百科事典
第9章  心の闇と恐怖・怪奇譚
第10章 詩人マラルメと究極の本

■第2部 電脳空間の本--コンピュータの中の本の登場
序  章 未来の本へ変化への予感
第11章 本の消滅とSFの予言
第12章 本の代理人コンピュータ
第13章 コンピュータと小型の本
第14章 紙を超える本への挑戦
第15章 仮想空間のテキスト誕生
第16章 マルチメディアという本
第17章 知の拡大と情報の記録
第18章 ビデオゲームという本
第19章 仮想と人工現実の限界
第20章 現在までの電子ブック

■おわりに 紙の本が消えるまえに

     ☆

■編集者の極私的な回想
■あとがき

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