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リトルガールズ

リトル・ガールズ

発売日 2008/08/20

判型 四六判   ISBN 978-4-336-04986-5

ページ数 427 頁   Cコード 0097

定価 2,860円 (本体価格2,600円)

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内容紹介

大戦によって引き裂かれたセントアガサ女学校の3人の少女たちが、50年後〈オールド・ガールズ〉となり、掘り出したタイムカプセルに入っていたものとは、英国聖少女たちの無垢と刺を描くボウエンの真骨頂。

著者紹介

エリザベス・ボウエン (エリザベスボウエン)

300年続いたアングロ―アイリッシュの一族として、1899年アイルランド・ダブリンで生まれ、1973年ロンドンの病院で永眠した。二つの祖国を持ち、二度の世界戦争と戦後の廃墟を目撃し、10篇の小説と約100篇の短篇その他を遺した。ジェイムズ・ジョイスやヴァジニア・ウルフに並ぶ20世紀を代表する作家の一人。気配と示唆に富む文章は詩の曖昧性を意図したもの。最後の長篇『エヴァ・トラウト』はブッカー賞候補となった。近年のボウエン研究は、戦争と戦争スパイ、人間と性の解放、海外旅行熱と越境、同性愛とジェンダー問題等々、ボウエンの多面的なフィクション世界を明らかにしつつある。邦訳に、『エヴァ・トラウト』『リトル・ガールズ』『愛の世界』『ボウエン幻想短篇集』(国書刊行会)、『パリの家』『日ざかり』『心の死』(晶文社)他。

太田良子 (オオタリョウコ)

1939年東京生まれ、旧姓小山。東京女子大学卒、1962年受洗、1964年結婚、1971-75年夫と長女とともにロンドン在住。1979年東京女子大学大学院修了、1981年東洋英和女学院短期大学英文科に奉職。1994-95年ケンブリッジ大学訪問研究員、1998-2009年東洋英和女学院大学国際社会学部教授。東洋英和女学院大学名誉教授、日本文藝家協会会員、エリザベス・ボウエン研究会代表、日本基督教団目白教会会員。主な翻訳書にアンジェラ・カーター『ワイズ・チルドレン』(早川書房)、ルイ・ド・ベルニエール『コレリ大尉のマンドリン』(東京創元社)、E・ボウエン『エヴァ・トラウト』『リトル・ガールズ』『愛の世界』『ボウエン幻想短篇集』(国書刊行会)、『パリの家』『日ざかり』『心の死』(晶文社)他。

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