新装版

ソウゾシャ

創造者

発売日 2000/12/14

判型 四六判   ISBN 978-4-336-04280-4

ページ数 251 頁   

定価 2,420円 (本体価格2,200円)

内容紹介

ボルヘス自ら最上の作品と語る代表的詩文集。収められた作品のそれぞれが一枚の鏡であり、その一行一行がきららかなその破片である。迷宮、鏡、水、月、虎、夢などボルヘス生涯のテーマの一大集成。

著者紹介

ホルヘ・ルイス・ボルヘス (ホルヘルイスボルヘス)

1899年ブエノスアイレスに生まれる。教養豊かな家庭に育ち、年少よりヨーロッパ諸国を移り住んだ。六歳の頃から早くも作家を志望し、驚くべき早熟ぶりを示す。アルゼンチンに帰国後、精力的な文学活動を開始。一九六一年国際出版社賞を受賞。その後、著作は全世界で翻訳されている。20世紀を代表する作家の一人。
驚異的な博識に裏打ちされた、迷宮・鏡・円環といったテーマをめぐって展開されるその幻想的な文学世界は、日本でも多くの愛読者を持ち、全作品のほとんどが翻訳出版されている。一九八六年スイスにて死去。
小説に『伝奇集』『ブロディーの報告書』『創造者』『汚辱の世界史』(以上岩波書店)『エル・アレフ』(平凡社)『砂の本』(集英社)、評論に『続審問』『七つの夜』(以上岩波書店)『エバリスト・カリエゴ』『論議』『ボルヘスのイギリス文学史』『ボルヘスの北アメリカ文学史』『ボルヘスの「神曲」講義』(以上国書刊行会)『永遠の歴史』(筑摩書房)、詩に『永遠の薔薇・鉄の貨幣』(国書刊行会)『ブエノスアイレスの熱狂』(水声社)、アンソロジーに『夢の本』(国書刊行会)『天国・地獄百科』(水声社)などがある。

鼓直 (ツヅミタダシ)

1930年生まれ。東京外事専門学校(現東京外国語大学)終了。法政大学名誉教授。訳書にガルシア=マルケス『百年の孤独』(新潮社)、ボルヘス『フロディーの報告書』(白水社)、ボルヘス『伝奇集』(岩波書店)などがある。

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